私は米国ケンタッキー州に14年間程、駐在していました。英語には様々なスラングと呼ばれる俗語表現がありますが、とりわけケンタッキーやテネシー州の様ないわゆる南部(実際は南部というほど南ではないですが)での印象に残っているスラングを一つご紹介したいと思います。
動作がすばやいこと "He is so quick just like a pussy-cat on the hot tin-roof." 夏日にさんさんと照る太陽の熱で焼けたトタン屋根の上に子猫を置いたらどうなりますか?熱くて足をどたばたさせて一目散に逃げますよね?この様子を上手く使い、大事な場面になるといつの間にかその場からいなくなっている人を比喩した表現をよく耳にしましまた。また、ケンタッキーと云えば、馬や牛の牧場ですよね。それにちなんだ表現をもう一つ、"It's slick like shitty on the door knob." ちょっと汚いですが、牧場で盛んな地域らしい比喩表現ですよね。なーるほど、そりゃードアノブもよくすべるでしょう (笑) この様にスラングを理解するには、状況を思い浮かべるのが大事ですね。また世情や歴史をネタにしたものも多いでしょうから、そういった知識も必要かも知れません。その様に難しいスラングですが、一発明快に意味を相手に伝えるには効果的ですよね。でも、TPOに注意したい今日この頃です