今日は、副詞を考えてみましょう。まずは、副詞に付いて下記の理解をしていますか?
副詞は動詞を修飾する品詞。具体的には "時"、"場所"、"目的"、"理由"、"手段"、"方法"、"程度"、"様子"等に分類できます。
加えて、「副詞 = 前置詞 + 名詞」の公式が成り立ちます。この理解は当たり前って思う人が多数でしょう。しかし案外、応用すべき場面で忘れがちです。例えば、
"Why do you study English?" 「どうして、貴方は英語を勉強するのですか?」
という「目的」或いは「理由」を問う疑問文を考えてみます。"Why" は副詞の疑問詞ですね。そうすると 「前置詞+名詞」に分解できるはずです。即ち、名詞を問う疑問詞が使えるということに気が付きます。名詞を問う疑問詞には、"What" や "Who"、"Whom"、"Which" 等がありますね。前記の内、"What" を使うと "For what" で「何の為に」という副詞句が出来上がります。これを使い、"What do you study English for?" 又は、"For what do you study English?"としてやれば、同等の疑問詞を作成することが可能となります。もう一つ、例題をあげてみましょう。
"With whom did you go to the party?" 「誰と一緒に、貴方はそのパーティに行きましたか?」
"With whom" の部分は「前置詞+名詞」になっていますから、適当な副詞が存在するはずです。"together" ですね。"Who went to the party together (with you) ?" という文が成り立つはずです。副詞は5つの文型を考える時、なんら役割を持たせてもらっていない品詞ですが、より表現豊かな文を作成する上で非常に大事だということがわかります。今日は、疑問文を利用して副詞を説明しましたが、関係代名詞⇔関係副詞等でも全く、同じ考え方でいれば、簡単に理解できると思います。また機会があれば、副詞に付いてより深く説明しようと思います。(@^^)/~~~